東北急行バス レインボー号

 今回乗車した高速バスは、東北急行バス(東武鉄道グループ) のレインボー号 東京(浜松町)~米沢駅経由~山形(山交ビル)行きの夜行バスです。
浜松町を出ると、東京駅、上野駅、浅草駅、北千住駅、草加駅、新越谷駅、岩槻駅と乗客を拾いながら国道を走り、岩槻から東北道に入ります。さらに、深夜の郡山駅に寄り福島からは国道13号で板谷峠を越えていきます。
 東北バスの東京-仙台・山形の路線は古く、東北道の出来る遙か前から国道4号線をひた走っていました。東北道が岩槻まで開通した時、岩槻以北を高速経由にして、岩槻から都内間は4号線を通るルートに変わりました。その後、東北道が延び、首都高川口線と繋がってかららはこちらのルートが本流になりましたが、東北急行の仙台行きと山形行きの夜行路線に一部国道経由の路線が残りました。
 今では仙台行きに直行バスもあり、また山形行きにも曜日によっては米沢のみ停車のスーパー号も有ります。

 米坂線の運用を確認して、バスのチケットを手配したのが2日前だったため、指定された座席は9B。 浅草駅前で乗ったのは私1人で、降りてきた運転手の持っていた座席ボードを見るとすべての座席位置に印字されているようで満席の模様。バスに乗るとなるほど座席はほぼ埋まっていて、カバンを抱えて後ろまで行くのも結構大変だ。9Bはトイレの前でどことなく狭苦しい。「3列座席なら楽でしょ」なんて言われるかも知れませんが、この路線は何と夜行では珍しい4列シート車。乗車率もそこそこ良いらしく、3列車では乗せきれない日もあるらしい。さらに、競合会社がないので割り引きもなく、東京~米沢が 5,660円。競合他社のある東北急行バスの東京~仙台線は、4列車だと3,900円だ。

 浅草駅前を発車したバスは大関横町で国道4号線(日光街道)に入り、しばらくして北千住駅で4人、さらに4号線を下り草加駅前で1人を乗せた。4号線も足立区内くらいまでは信号に引っかかることが多く、寝られません。旧4号線に入ると結構好調に走るのですが、道路が悪い。新4号(旧 草加バイパス)ばかりに金使ってるのかな
私の座席9Bの後ろはトイレで、上下に揺れるたびに何かがガタガタ音を出し、ウトウトから覚めてしまう。夜行バスは何回も乗りましたけど、今回ほど寝られなかったことは今までになかったなあ。

 高速に入り、羽生で小休止。お客を下ろす休憩はここだけだというので、トイレと水分購入。  その後は、トップギアでのエンジン音にウトウトするけど、時々激しい振動がありまたお目覚め。また、斜め前の8Cのミニスカのおネエちゃんがコンビニ袋をガサガサする音も、気になり出すと気になる。
   午前時には郡山駅前に停車で3名降車。こんな時間に降りてどうするのかな、迎えに来てもらうしかないですよね。国鉄時代なら本線の駅はみな24時間営業だったけど、今は駅の明かりも消えて何とも寂しい駅前広場です。
 その後再度高速に乗る頃には寝たようですが、福島ICを降り13号線に入るとこれが大変。平行する鉄道で言えばまさに板谷峠。バスもエンジン全開でグングン登っていくのですが、カーブなどで路肩に寄るといきなり大揺れに。
 トンネルをいくつか抜け、4時50分には米沢駅着。13分早着でした。

大変な寝不足だけど、何とか1日持ちました。ちょっとハードな路線だけど、結構使える路線かも。でも、今度乗る時には早めに予約して、前の方の座席にして貰おう。

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