小石川七福神巡り

= 2018.01.01 =
 小石川七福神は、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅後楽園駅の間に点在するお寺さんを廻る七福神で、平成7年に始まった比較的新しい七福神巡りです。
 七福神ながら弁財天に男弁天と女弁天があるため全部で8カ所を廻る上、女弁天がマンション内に、また福禄寿が東京ドームのアトラクションの中にあるというちょっと風変わりところがあります。
 今回は、メトロ茗荷谷駅からメトロ後楽園駅までを1時間30分で廻りました。。

小石川七福神
小石川七福神めぐり案内図


七 福 神寺 社 名所 在 地
恵比寿深光寺小日向4-9-5
弁財天(男)徳雲寺小日向4-4-1
弁財天(女)小石川
パークタワー
小石川4-16-13
寿老人宗慶寺小石川4-15-17
布袋尊真珠院小石川3-7-4
大黒天福聚院小石川3-2-23
毘沙門天源覚寺小石川2-23-14
福禄寿東京ドーム後楽園1-3-61

恵比寿(深光寺)
 東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅を左に出て坂を下る。さすがに茗荷谷と言う地名らしく駅からはダラダラながら下り坂が続づき、3分ほどで深光寺の入口に着く。境内へは入口から階段を少し上った所に鎮座している。
 本堂前はちょっと狭く恵比寿様は本堂に向かい右側に祀られていて、さらに右手のテーブルには七福神巡りの案内図とスタンプが置かれている。境内は狭いながらも鐘突き堂がある。
 お寺は、浄土宗 清水山松林院深光寺 として、寛永16年(1639年)に現在の場所で起立されています。

小石川七福神

弁財天(男弁天/徳雲寺)
 境内を出て左に進み丸ノ内線のガードをアンダーパスする。地下鉄のガードを潜るのは東西線の様に高架線を除けば、銀座線の渋谷くらいであまりお目に掛かれない。
ガードの先の藤寺傳明寺を左に折れ、藤阪を上がると春日通りに出るので再度左へ曲がる。
 弁財天(男弁天)の徳雲寺は、ビルの裏に有るので入口を通過しない様に。七福神期間中はのぼりが出ているので判りやすいと思う。
 弁財天(男弁天/徳雲寺)は、臨済宗円覚寺派の寺院で、寛永7年(1630年)に解脱寺と称して創建、後に妙峯山徳雲寺へと改号しました。

小石川七福神

弁財天(女弁天/小石川パークタワー)
 次の弁財天(女弁天)の鎮座する小石川パークタワーへは、徳雲寺を右に出て、信号を左に渡り中央緑地帯の有る広い道 播磨坂 を進む。播磨坂桜並木 と表示されている最初の信号で右手前方に見える高層ビルが目的地だが、弁財天の入口は裏にあるので、信号を渡り少し戻った道に入り、突き当たりの吹上坂を左に折れる。
播磨坂桜並木と言うくらいだから、春には綺麗な桜並木になるのだろうか。

小石川七福神
ここを入り突き当たりを左へ

小石川七福神
判りにくてすいません

寿老人(宗慶寺)
 寿老人(宗慶寺)は、パークタワーから通りを挟んだ隣に鎮座する。歩いて1分。
宗派は、浄土宗 山号は吉水山

  小石川七福神
左側の階段を上がった右側に寿老人尊が祀られている。

布袋尊(真珠院)
 寿老人(宗慶寺)までは比較的広い道路を歩くので判りやすかったけど、ここからしばらくは道の入り組んだ小石川の住宅地を歩くので、寺で配布している案内図(七福神期間だけだと思う)やGoogle Mapを頼りに歩きましょう。
それにしても裏通りに入ると道が狭い。これでは大型消防車も通れないかも知れない。
 ここも浄土宗。この界隈は浄土宗のお寺が多いようです。

小石川七福神

大黒天(福聚院)
 布袋尊(真珠院)を右に出て緩い坂を登り、突き当たりのT字路を左に折れると、すぐに大きな傳通院の山門が見える。山門を右に曲がるとすぐに福聚院(大黒天)に到着。

小石川七福神

 大黒天は幼稚園の園庭の奥に鎮座していて、休園日のこの日は門は開けられていたけど、幼稚園のある日はどうなってるんだろうか。

小石川七福神

 傳通院(でんづういん)と言うお寺さんの名前は何度も聞いたことがあったけど、参拝は初めて! 東京に50年以上住んでいながら「始めて来た~!」って言うところばかり。

 2番目の徳雲寺から大黒天(福聚院)までは台地の上を歩いてきたが、次の毘沙門天までは善光寺坂を白山通りの谷筋まで下ることになる。

小石川七福神
 坂の名前は途中の信州善光寺分院から付けられています。

毘沙門天(源覚寺)
 毘沙門天(源覚寺)は創建 寛永元年(1624年)、 こんにゃくえんま(こんにゃく閻魔)で知られていてますが、私は今回初めて訪れました。
えんまが有名なのか駅に近いのか、今回廻った七福神の中では一番参拝客が多い。
宗派は浄土宗、山号は常光山。

小石川七福神
毘沙門天 と書かれたのぼり旗

小石川七福神
境内の塩地蔵尊は、イボ取りや歯の病気にご利益あるとされている。

東京ドーム
 さて最後の福禄寿だが、これは何と東京ドームシティの中に祀られている。

 毘沙門天のあるこんにゃくえんまからは、文京シビックセンター(文京区役所)の下を通り、ラ・クーア2階から歩道橋で東京ドーム側に渡る。ドームを左回りに進み22番ゲートを目差す。
 22番ゲートに来たら左手を見ると平屋の総合案内所があり、この中にスタンプが置いてある。福禄寿の鎮座場所はスタンプと離れていて、スタンプの必要がないなら直接福禄寿へ行くと良いかも知れない。

小石川七福神
福禄寿の入口

 福禄寿はさらに進んだジオポリス屋上のアトラクションの間にあり、七福神巡り期間中のためかのぼり旗が有ったので直ぐに見つけられたが、無ければ周辺をウロウロするところだった。

小石川七福神

 この日2018年1月1日は東京ドーム内で男性タレントのコンサートがあるらしく、ドーム周辺は若い女性で埋め尽くされていた。


 今回の小石川七福神巡りだが、案内図などでは後楽園駅から茗荷谷へ歩く指南がされているけど、大黒天(福聚院)から毘沙門天(源覚寺)までの 善光寺坂 が登り坂となり、これを避けるなら今回歩いた茗荷谷駅から後楽園駅へがお薦め。
 後楽園・東京ドーム界隈にはレストランも多いので食事休憩のあと、東京ドームシティで遊ぶも、お隣の小石川後楽園を廻るのも良いかも。

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