元祖山手七福神巡り

= 2020.01.06 =
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 元祖山手七福神は、東京メトロ南北線 白金高輪駅近くの覚林寺(清正公)から目黒通りの日吉坂を上り、白金台駅近くの端聖寺、妙圓寺を経て、目黒の瀧泉寺(目黒不動尊)に至る約3kmのコース。
 今回は、白金高輪駅で下車、覚林寺(清正公)をスタートし、瀧泉寺(目黒不動尊)まで約2時間で巡った。途中には国立自然教育園もあるのでコースにプラスするのも一考かと。

七 福 神寺 院所 在 地
毘沙門天覚林寺港区白金台1-1-47
布袋尊端聖寺港区白金台3-2-19
福禄寿
寿老人
妙圓寺白金台3-17-5
大黒天大圓寺目黒区下目黒1-8-5
岩屋弁財天蟠竜寺目黒区下目黒3-4-4
恵比寿尊瀧泉寺
(目黒不動尊)
目黒区下目黒3-20-26
妙圓寺には福禄寿と寿老人が祀られています

最正山 覚林寺
 日蓮宗の寺院。ご本尊は久遠の本師釈迦牟尼仏。創建は寛永8年(1631年)、境内に加藤清正の位牌や像が祀られていることから清正公と、近隣住民からは 清正公さま と呼ばれている。
 白金高輪駅1番出口から歩いて約5分と七福神めぐりの寺院としては近い方か。
元祖山手七福神
最正山 覚林寺山門 桜田通りに面している

元祖山手七福神
最正山 覚林寺 本堂

次の端聖寺には日吉坂を登り7~8分の距離

紫雲山 端聖寺
禅宗(黄檗宗系)の単立寺院。創建は寛文10年(1670年)、ご本尊は 釈迦如来。

元祖山手七福神
紫雲山 端聖寺 本堂

誠瀧山 妙圓寺
 日蓮宗の寺院。境内の諸堂は昭和20年(1945年)の東京大空襲の際に焼失し、現在の本堂は昭和29年(1954年)再建されたもの。
国立自然教育園の前にあり、付近では綺麗に毛並みをカットされたゴールデン・レトリバーを連れたシロガネーゼ(か?)とすれ違った。
元祖山手七福神

 妙圓寺を出て目黒通りをさらに進むと目黒駅前の雑踏に達する。
ここからは広い権之助坂ではなく細い行人坂を下る。

松林山 大圓寺
 天台宗の寺院。ご本尊は釈迦如来像。
1772年(明和9年)2月に発生した明和の大火(行人坂火事)の火元となった寺であることから再建が許されなかったが、1848年(嘉永元年)に薩摩藩主島津斉興の菩提寺として再建された。
元祖山手七福神
松林山 大圓寺 本堂

次の蟠竜寺へはさらに坂を下り、目黒川を渡り歩道橋(山手通り)を渡ったところとなる。

霊雲山 蟠竜寺
 浄土宗の寺院。慶安元年(1648年)に開創した称明院を、霊雲上人(増上寺)が宝永6年(1709年)に霊雲山称明院蟠龍寺として改名再建した。境内の岩窟内に石造弁財天、弁天堂内に木造弁財天(八臂の天女像)が安置されている。
元祖山手七福神
歩道橋から見た蟠竜寺参道
元祖山手七福神
岩窟弁財天

元祖山手七福神

泰叡山 瀧泉寺
 天台宗の寺院、一般には目黒不動尊と呼ばれており、創建は808年(大同3年)と伝えられている。ご本尊は不動明王。
元祖山手七福神

元祖山手七福神
この日は裏門からは入れなかった。

 瀧泉寺参拝で今回の七福神巡り元祖山手七福神巡りは終了となった。これから東京メトロ南北線 目黒駅まで来た道を戻る。先ほどは軽々と降りてきた行人坂も登るとなると大変だ。一番低い目黒川付近が標高約6m、目黒駅前が約30mと24mほどの登りとなっている。途中の目黒雅叙園敷地内には数本の紅葉樹があったが、写真はスルーした。

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