新しい高速バスターミナル 新宿駅新南口 は、大江戸線代々木駅で降り、JRのガードをくぐり踏切を渡ると、すぐに見えた。チケット売り場と待合室がJRの高架に沿って設けられているけど・・・狭い 待合室には小さな売店と10名程度分の椅子があるだけだ。今日はお客は少ない方だと思うけど、シーズン中に増便などある時はどうするのだろうか。

 出発予定の電光掲示板を見ていると、22時台は10分おきにJRバスがあり、「四国号」や「青春ドリーム」に挟まれて尾瀬戸倉行きがあった。22時00分には3便の出発があり、10分ほど前に関越交通のバスが1番乗り場に到着し乗車を始めた。 「今日は7名様ですのでお好きな席に」エッお客は7人 いくら日曜の夜だからって7人とは。この日の上り便、つまり日曜に帰ってくるバスは満席だったらしい・・・。バスは補助席の付いた11列車だから、詰め込むと55人乗れるけど、補助席使うのかな。

 7人の客を乗せ定時にバスは出発し新宿の繁華街を通り明治通りを北へ、高戸橋を左折し新目白通りに入ると、関越自動車道の練馬インターまでは渋滞もなくスムースに。
 高速では川越的場のバス停に止まるも乗客はなく、最初の休憩所 高坂SAで30分休憩しさらに北上。結構振動の激しいバスだけど途中でウトウトし、沼田IC(だと思う)で高速を降り、市内の道の駅で2度目の休憩。そこから5分ほど走り自社営業所内に入り乗務員交代と休憩に。ここでは乗客の降車は許されず、1番AB席では乗務員氏も休憩に。ここで寝てしまい何時頃営業所を出たかは不明だ。

 気が付くとバスは国道を走行していて、午前3時半頃に尾瀬戸倉に到着した。到着後3時50分までは車内で休憩出来るが、時間になるとバスを追い出され、電気も点いていないバス案内所前で待たされることに。

 外も明るくなり、4時20分に「関越観光」の中型バスが配車され乗車、夜行バスの乗客7人を乗せ出発し、すぐ近くの乗用車用第一駐車場に寄り10人前後を乗せ鳩待峠に向かう。鳩待峠は夜間侵入禁止で、尾瀬戸倉との中間付近 津奈木橋 のゲートは午前五時にオープンされる。ゲート前には5分ほど前に着いたが、すでに各地から来たと思われる中型バスや観光タクシーが数台待っていた。 5時になりゲートが開らき、山道を隊列をなして登って行き、5時8分に鳩待峠に到着した。


■復 路 便
 新宿行きはどれだけお客が乗るのかと思っていたら、途中からの乗客も含めて合計8人。「お好きな席に」と言われ、横になろうと思い最後列に向かうと、後部2列が回転しサロン風に成るバスだと気が付いた。それだと座席回転の都合もあり後ろ3列は座席間隔が広くなっていて足が結構伸ばせるのだ。と思いながら、最後列で足を伸ばし座ることにした。
 関越道に入ると、赤城高原SAと三芳SAで休憩し新宿へと向かった。新宿着が午後7時半なので、関越道出口や目白通りの渋滞が心配されたが、全く詰まることもなく、定時より10分程度早く新宿駅大ガード横に到着した。渋滞した時のことも考えて、東武練馬駅(大江戸線練馬駅)での停車も考慮してくれると良いな。


■総 評
 関越交通バスで尾瀬に行くと、新宿~尾瀬戸倉 が7,000円(往復割引)プラス 尾瀬戸倉~鳩待峠のシャトルバス1,800円(片道900円)で、8,800円になる。
 尾瀬へはツアーバス数社が、新宿(都庁あたり)や池袋(サンシャイン文化センター)から往復 5,500円~6,000円程度で運行している。これらは尾瀬戸倉での乗換を回避するために東京から中型・小型バスで運行したり、大型車で行ってもシャトルバスが動き始めるまで車内休憩が出来る様になっているんだ。
 てなわけで、次回からは(行くかどうか分からないけど)ツアーバスを使うことも考えてみよう。でも、小型バスでひと晩ははキツイかな。