鉄道模型工作シリーズ
テープLEDで室内灯
HO編
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■ はじめに
 HOゲージの室内灯には秋葉原の秋月電子通商で販売している 白色チップLED を使っている。これは1個ずつ接着し抵抗を繋ぐなどちょっと面倒ではあるが、室内灯としては良い具合に点灯してくれる。世の中にはLEDがテープに付いたいわゆるテープLEDと言うものがあり秋月でも販売しているが、長さ30センチに15LEDで500円と意外に高いので採用は見送っていた。

 ところが、先日amazonのサイトをウロウロしていたところ
 

LEDテープ 白ベース 5m 300連SMD 正面発光 12V 電球色

という商品が目に入った。
この製品は長さ5mLEDが300個も付いて640円だと! この値段じゃ安すぎる、どこかに穴があるんじゃないかと思いつつも、試しにとポチッとして買ってみた。
LEDは99%いや100%を秋葉原の秋月電子通商で調達していたが、アマゾンで購入するのは初めて。取り扱いは車用品店らしく、ここでは車のデコレーション用に売られているものだ。

■ どんなLEDか 商品規格(サイト記載)
1mに60個のLED
まあそうだね、5m300個なんだから
動作電圧は12V
乗用車など用ということだね。間違っても大型車の24Vには繋がないことだ
消費電力は 4.8W/m
と言うことはLED1個あたり 6.6mAの電流が流れる設計だ
カット可能間隔は50mm
これがこのLEDのミソだ。何と長さ50mmごとにカットすることが出来る。もちろんカット部分にハンダ処理して電源に繋げなければならないが、50mmでカット出来ると言うことはHOゲージのみ成らず、Nゲージにも応用出来そうだ。

 説明だけ見ていると何とも美味しそうなLEDだけれども、果たして鉄道模型に使えるか。

 ポチッをしてから2日後、茶封筒にプチプチに包まれた状態で定形外郵便で来た。
LEDはリールに巻かれた状態で早速電流を流してみた。

テープLEDを室内灯に

 1mあたり 4.8Wと言うことは5mで24W、電圧が12Vなので 24÷12で12V2Aの電源が有れば良いことになる。手元にある5Aに電源に繋げると・・・
 おお、綺麗に点くではないか価格が価格なだけに心配していたけど、製品としては間違いのないものの様だ。電流を計ると1.4A流れているので、定格より消費電流が少ないな。
サイトのカスタマーレビューによると、稀に点かないLEDが有る様だが手元のLEDは問題ない様だ。

テープLEDを室内灯に

■ 製作開始
 今回購入したものが電球色なので、旧客など白熱球を使っていた車両か、 電球色の蛍光灯やLEDでお上品さを醸し出すトワイライトやカシオペアもしくは683系などの一部の特急列車が最適と思われる。
ところで、165系や455系、キハ58系などの座席が青い国鉄型車両に白色LEDを付けると室内が青っぽく成ってしまうと言う問題があったので、室内灯不良で入庫していたTomytec製の455系クモハ455形に試験的に電球色LEDで室内灯を付けることにしてみた。

 クモハ455形にはすでに5mm径の白色LEDが1両につき2個ずつ取り付けられており、まずこれらから取り去る。車端部のブリッジダイオードとコンデンサは再利用するのでそのままにしておくと思ったが、コンデンサは取り付けられていなかった。どうりで室内灯がチラチラするはずだ。

テープLEDを室内灯に
車端部にLEDを付けているため中央部が暗くなる

 まずはテープLEDを15センチ、つまり3ブロック分切り取り12Vの電流を流してみる。おお、明るい!明るすぎる。これでは室内が明るく成りすぎて夜行の急行 いわてばんだいなど「明るくて寝られない!!」と苦情が来そうだ。
 そこで 240Ωの抵抗をつなぎ明度を落とすことにした。これで明るさも抑えられ、電流も当初の 35mAから 12mAに減った。

 まあ簡単に済ませるならこれでも良いんだけど、出入りデッキの部分に明かりが回っていないのでここにはチップ白色LEDを取り付け照らすことにする。2カ所あるデッキ部のうち、運転台後ろには取り付けることが出来たけど、連結側の天井部分には照明用接点があり不可能なので諦めることにした。

テープLEDを室内灯に
右端のデッキ部分は別付けした白色LEDの明かり

 完成した車両を早速レールの上に乗せてみた。白色LED搭載車との違いは明確であるが・・・、どちらが良いのだろうか。蛍光灯車なのだからやはり白色LEDが良いかな。
5mmLEDを使う旧方式に比べると、室内に均一に光が当たるのでより綺麗に見える。
ちなみに、12V時の電流は前照灯(後尾灯)と室内灯で 35mAだった。
 作業時間は約1時間。床下からの配線やブリッジダイオード、屋根板への配線などは既存のものを使ったのでこの程度の時間で済んだけど、素の状態からの取り付けでは倍以上の時間が掛かると思われる。

 このテープLEDは12Vが基準となるので、DCCやPWMコントローラー使用時に明るく照らします。一般的なシリーズ形コントローラーでは低い電圧時にはLEDが点灯しません

★★★ 注 意 ★★★
この加工にはハンダごてを使いますので、電気工作の経験のある方にお勧めです。

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