鉄道模型工作シリーズ
白色LEDで室内灯 その2
HO編
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■ 591系先頭車
  前回は市販のKATO 165系電車に室内灯オプション「HO室内灯セット」(品番:7-501)を利用して白色室内灯を取り付けましたが、今回はオプション製品を使うことなく白色LEDの室内灯を取り付けてみました。
 室内灯にする白色LEDは前回同様秋葉原で売られている「超高輝度白色発光LED(5mmφ)」を用いました。165系の時は1両に2個取り付けましたが、591系の場合は車長が短く1個でも行けるのではないかと思い、先頭車に実験的に1個取り付けました。

 回路は前回と同じで、白色LEDのほかは整流用ブリッジ・ダイオード(BD)定電流ダイオード(CRD E-153)のみ、車端デッキ部の天井に取り付けました。模型の場合上から見る機会が多く、天井に取り付ければ下からのぞき込まない限り見えることはありません。

白色LEDで室内灯を点灯させる その2
天井に取り付けた、白色LEDほか

  165系の時と違い、オプションの「HO室内灯セット」を省略したため導光板が無いので、いかに白色LEDの光を車内に行き渡らせるかが課題です。前回の工作の際に余った反射テープを天井に張って室内を暗くしテストしたところ、これだけで十分な効果が見られましたのでこの方法を採用しました。また、LEDの数も車両長がこのサイズなら1個で済むことも確認しました。この車両にはカツミ製のオレンジ色のシングルシートを取り付けてありますが、この色のシートは反射効率が良く、外部からの光で室内灯を点けている様にも見えるくらいで、白色LEDを当てるとよく反射してくれて視覚的に楽しいものとなります。

白色LEDで室内灯を点灯させる その2
天井の白色LEDと反射テープの様子

■ 591系中間車
 591系中間車は両先頭車の台車に載っているだけで、室内灯用の配線などは最初から考えていませんでしたので配線には手を焼きました。いろいろと試行した結果、中間車の床板に燐青銅線の接点を出し、これを両台車に接触させる方法で集電することにしました。しかし、カーブで車両が傾くたびに(何せ実車同様に傾斜するのが売りですから)接触不良となり、室内灯が点滅しながらの走行となってしまいました。

白色LEDで室内灯を点灯させる その2
中間車の集電端子

 そこで、チラツキ防止と中間車の浮き上がり防止用ウエイトを兼ねた電解コンデンサー(耐圧 25V、容量 2000μF)を中間車のトイレ部分に積んだところ、接触も良くなったようで室内灯の点滅は無くなりました。

白色LEDで室内灯を点灯させる その2
トイレ部分にコンデンサーを載せたところ

部屋の電気を消して
 旅客列車として走ったことのない591系ですが、室内灯を光らせ走る車両は格別です。

白色LEDで室内灯を点灯させる その2

 市販されているLEDの中には、一見すると全体が透明で白色LEDのように見えますが、電流を流すと赤や緑色を発光するものもありますので、購入の際にはご注意下さい。


★★★ 注 意 ★★★
この加工にはハンダごてを使いますので、電気工作の経験のある方にお勧めです。
★★★ 注 意 ★★★
定電流ダイオードは逆接続すると、整流ダイオードの順方向特性と類似した過大電流が流れ、素子が破壊されるおそれがありますので、逆接続しないよう注意してください。

鉄道模型のエレクトロニクス化をお考えの方には次の書籍をどうぞ LEDについても書かれています
 ホビーテクニック49
 鉄道模型のエレクトロニクス工作 日本放送出版協会 編

白色LEDで室内灯を点灯させる その2


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