鉄道模型工作シリーズ 3
東北のジョイフルトレイン
グ ラ シ ア
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■はじめに
 さて、当社ではジョイフルトレインを作ってきましたが、今回はJR東日本東北地域本社 小牛田運転区に所属の グラシア としました。この車両は急行用気動車からの改造ですが、、ハイデッキなどを意識していないためか今までのジョイフルトレインにない美しいスタイルを持っています。

■実車の編成
 グラシアは、キハ58、キハ28からの改造で、3両編成となっています。

キロ59-510キロ29-506キロ59-511
(キハ58ー1038)(キハ28-2505)(キハ58-1039)
グラシア編成図

■作 図
 車体図面は「鉄道ファン」1990年1月号(Vol.30 No.345)の折り込み形式図を用いましたが、いい加減なところもあり信用できませ。しかし、先頭部を除くほとんどが原車と変わりなく得意とするところですが、念のため実際の作図には「Rail Magasin」の縮小図面や各誌の写真を参考としました。

■ボディの製作
 ボディの製作ですが外板に0.3tのアイボリーケント紙を用いました。(以下 0.3t、0.5tはアイボリーケント紙を示します)また、補強として裏側に0.5tを紙の目が直交する様に切り出し貼りました。紙の目を直交させることによりかなり頑丈なものになります。さらに、3×3の角材を裏側に貼りボディの直線性と強度を保たせました。ケント紙や角材の接着には 木工ボンド(ビニル樹脂エマルジョン系)を使いました。

 屋根板は5tの板を所定の大きさに切り(幅は1mm余分に)、ボディに木工ボンドで接着します。接着の際、2kg程度の重石を載せ密着させます。ボンドが乾いたところでカンナを用い大まかな屋根のRをつくります。次に粗目のサンドペーパーでさらに近いRにもっていきます。ここでパテを使いボディと屋根の継ぎ目や屋根のキズを埋め、乾いたところで中目のペーパーをかけます。
 スカートは9mm幅に切り出した0.5tをサインペンのRを使って湾曲させました。あまり力を入れすぎると折れてしまうので注意が必要です。Rが出来たところでさらに0.5tを裏張りしボディに木工ボンドと瞬間接着剤を併用してがっちりと接着します。 乾燥後さらに2色混合型のエポキシボンドを裏側に盛り、強度を持たせてあります。

■下塗り
 ここで下塗りに入りますが、方法は従来どおり タミヤパテ を溶かしたものを筆塗りします。筆塗り→乾燥 の作業をボディの表面が平滑になるまで繰り返します。(4~5回くらい)
 雨樋は、0.3tを1mm幅に切り車体下端から33.5mmのところに木工ボンドで接着しました。

■塗 装
 ベースの白はGM鉄道カラーの 国鉄白3号(21番) のスプレーを吹き、太いグレーの帯は同カラーの 国鉄ねずみ色1号 を吹きました。腰部のサーモンピンクは調色しました。

■小物パーツ
 連結ホロは従来から採用しているカラーペーパー(グレー)を折り重ねたものを使いました。
 トレインマークは前出「鉄道ファン」59ページ掲載のものを写真に撮り焼き増し切断しました。
 乗務員ドア下のステップはいさみやの「ステップB」を取り付け、床下機器はカツミのプラ製一体成形ものを貼り付けました。また、クーラーはカツミのAU-13を載せました。

■台車&動力装置
 台車はカツミのDT-22を使いました。モーターは秋葉原で見つけた6Vモーター、インサイドギアはカツミを、また、ウオームはカツミの14:2を使いました。

■内 装
 内装はシートのみで、カツミのクロスシート(赤)を使いました。
 窓ガラスは「カードケース」の透明塩化ビニール板を使用し、「セメダイン・コンタクト」で接着しました。前面ガラスは低温調節したハンダごてで現物合わせでRを出し、エポキシボンドで接着しました。また、窓枠との隙間にはエポキシを流しました。

■ライト類
 ヘッドライトおよびテールライトは安定した点灯を考えLEDを採用し、全ての回路にちらつき防止のためのコンデンサーを挿入しています。

ジョイフルトレイン グラシア 製作記

●ジョイフルトレイン在籍車両

ジョイフルトレイン在籍車両
国鉄北海道総局
 キハ59系
 アルファ・コンチネンタル・エクスプレス(4両)
 キハ83系 フラノ・エクスプレス(4両)
JR北海道
 キハ183系
 トマムサホロ・エクスプレス(4両)
 ニセコ・エクスプレス(3両)
JR東日本
 12系 お座敷客車「やすらぎ」(6両)

■終わりに
 たった3両の製作でしたが、その間にはまた新しいジョイフルトレインが登場しました。次は何にしようか、新潟には電車があるし、北の方にはダブルデッカーに気動車もあるし・・・。

= 1991年12月 =

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