大糸線とキハ52形 |
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長野県松本駅から新潟県糸魚川駅まで走る大糸線は、北側の南小谷駅~糸魚川駅間は非電化路線となっています。この区間は、国内で最後まで残ったキハ52形気動車が3両走っていて、通常は単行運転ですがゴールウイークに限り重連列車の設定があると言うことを聞き、5月3日~4日撮影してきました。 このページで大糸線の記載は、断りのない限り今回撮影した糸魚川駅~南小谷駅を指します。 |
車 番 | 塗 装 | 冷房 | 備 考 |
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キハ52-115 | 一般色 | ○ | 客扉原形 |
キハ52-125 | スカ色 | ○ | 客扉交換 |
キハ52-156 | 朱色 | ○ | 客扉交換 |
糸 魚 川 | - | 姫 川 | - | 頸 城 大 野 | - | 根 知 | - | 小 滝 |
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糸魚川駅を発車し左に大きくカーブした大糸線は、姫川河畔の狭い平地を 姫川駅、頸城大野駅と停車し、根知駅に向かいます。
河畔の平地は根知駅から1キロくらい続き、その間は田んぼの中の築堤を進みます。
![]() 田んぼの先の 800m程のトンネルを抜けると第一下姫川橋梁、第二下姫川橋梁、第三下姫川橋梁と続けて渡り、小滝駅に到着します。
![]() 第二下姫川橋梁 第一下姫川橋梁(9連上路プレートガーダ)は画像後方で川を渡っていますので、場所を少し変えればこちらの撮影も可能です。
![]() 第三下姫川橋梁 第三下姫川橋梁(橋長 224.8m 13連上路プレートガーダ)は、水力発電所とセットで紹介されることの多い鉄橋で、大糸線沿線にはこれと同じ規模の水力発電所が数カ所有ります。 小滝駅~平岩駅間は渓谷が狭くなり、小滝駅南側の第四下姫川橋梁と平岩駅との中間の第五下姫川橋梁は1995年の災害で流出し、下路平行弦ワーレントラスに架け替えられました。第四は駅からトホで見に行くことは出来そうですが、第五は2キロ以上有りまた山肌の砂防工事も続いていますので行かない方が良いでしょう。
![]() 第六下姫川橋梁 この鉄橋周辺は勾配がきつく、列車もエンジンフル回転でゆっくりと上っていきました。 糸魚川駅~南小谷駅間は約35キロ、高低差500mですので、平均勾配は 14.2パーミル。急勾配の連続だね !! 鉄橋右手には大糸線で2番目に長い鎌倉山トンネル(1647m)があります。
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![]() 短いトンネルを抜け右に曲がると北小谷駅。 災害で駅構内が土砂で埋まり、立派な駅舎に建て替えられた。
![]() 北小谷駅に停車中の列車
勾配はそれほどきつくないようですが、速度制限25キロの表示板があり、ファインダーの中をゆっくりと走ってゆきました。 ![]() 土中駅から終点の南小谷に向かうとすぐに第四姫川橋梁(橋長 188m 11連下路プレートガーダ)があります。
![]() 第四姫川橋梁 トンネルは立山トンネル(385m)。貫通は1935年と古い。
![]() 中土駅のキハ52 中土とは、周辺集落の「中谷」と「土谷」の頭文字を合わせたとか。 国分寺と立川の間で国立!
お ま け
南小谷駅の画像を撮っていなかったので、20数年前のものを掲載![]() 早朝の南小谷駅に到着した アルプス9号、すでにTbは無く、Tsが1両のみの7両編成。折り返し信濃大町行きでスタンバイ中。右は姫川。 |
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